日本の市場は東京市場と言われるアジア圏の市場の1つとされています。
アジア市場は、シンガポールや香港などがあり、東京市場はロンドン市場ニューヨーク市場に次ぐ世界三大市場の1つと言われています。

アジア圏では今でも中心と言われる東京市場ですが、2010年の国別市場規模ではシンガポールにわずかに抜かれ、2013年の発表では香港市場にも抜かれる形になっています。

それはさておき、ロンドン市場やニューヨーク市場と比較すると市場規模はかなり小さく、値動きもさほど荒れにくいと言える場合が多いと言えます。
しかし、東京市場独特の値動きを見せるなど、他の市場とは違う動きを見せる場面もあり、油断できない市場であるとも言えます。

東京市場の特徴と時間帯

東京市場が取り引きする時間帯は「8時~17時」となっており、日本人として1番活動している時間帯ですので覚えやすいと思います。
ニューヨーク市場が為替市場として1日の終わりとなりますが、その次に取引時間となるのは「オセアニア圏」になります。
しかし、オセアニアの市場はアジア圏に比べても、さらに小さな市場となっており、為替市場の1日の始まりは東京市場と言われているのは、これが理由になります。

東京市場の特徴として、最初にも書いたとおりの相場の変動が保合(もちあい)状態になりやすい「レンジ相場」「ボックス相場」があります。
その特徴として、DMM FXGMOクリック証券など個人投資家が利用する国内の店頭FX会社が、世界のFX取引高ランキングナンバー1を争うことが言えます。

個人投資家の特徴として、ドル円の通貨ペアの取引が多く、相場が上昇しいくとそろそろ売られるのではという「逆張り」手法が多く見られます。
その逆もあるので、買われるとその内売り、売られてくるとその内買いの「買い支え・売り支え」の傾向が強く、その理由からレンジ相場になりやすいと言えます。
そのレンジ相場になりやすい時間帯として、お昼頃の市場の真ん中の時間帯になります。

中値の時間は注視すること

FXなど為替取引をされたことがない方は、「中値」と言われても分からない方が多いと思いますが、意外とこの中値に触れている方が多いと言えます。

中値は、その1日における外貨を売買する為替レートの基準の値になっています。
外貨取引と聞くと、「そんなことしたことない」という方もいるかと思いますが、海外に行くときなどに外国のお金に両替されることになるはずです。
その場合も、この中値が関わってくることになります。

中値の発表される時間は「東京時間9時55分」になります。
その時間だけに注視するのではなく、中値発表前の9時か早ければ8時頃から、為替チャートに注目しておくと良いです。

その理由として、各金融機関は日中にドルを買ってくれる顧客に対して、なるべく高いレートで売りたいと思うのが当たり前です。
高いレートとなるのは「円安」方向に進んでくれると良いのです。
ドルを調達するドル買いをすると円安に進むため、相場は上昇します。
事前にやすいレートでドルを調達していると、中値は高いレートで固定されることになります。
ですので、この中値発表前の相場の動きは、円安ドル高に進みやすいと言えます。

しかし、事前に円高ドル安傾向になっていると、一概にそうとも言い切れません。

五十日には注目

就職されると、「ごとび」と聞かれる機会が増えるかもしれませんが、漢字で書くと「五十日」と書きます。
日本の企業は、決済日として5の倍数である「5・10・15・20・25・30」などが多く採用されていること多いです。
日本は輸出入企業が多く、特に輸入企業はアメリカなどの企業の決済として「ドル建て」をしている場合が多く、この五十日にはドル支払いが企業で多くなり、ドルの需要が大変多くなります。

ドルを買う企業が多くなるので、中値不足と言われる状態になりやすいので、金融機関も事前にドルを調達する量が増えて、円安傾向に働くことが多くなります。

ロンドン市場の影響が出てくる

東京市場は、中値など除けば比較的緩やかな相場であると言え、FX初心者の方でもポジションしやすいと言える時間でもあります。

しかし、東京市場後半の3時頃からは「東京オプションカット」が行われる時間になります。
3時というのがオプションカットの権利行使時間であり、その時間に権利行使価格という定められた価格で売買する事になります。
ですので、3時は値動きが激しくなる時間になります。

東京市場のあとは欧州市場、さらに為替市場最大のロンドン市場があり、早い欧州勢では4時頃から参入してくることになります。
そこで一気に相場の流れが変わったり、アジア圏でポジションされた物をロスカット狙いをしてくる欧州勢も多くいます。

FX初心者に優しい時間帯と言いましたが、3時以降は危険な取引時間に入ってくることになるので、不安要素があるのなら、3時までにポジション整理をされる方が良いでしょう。