移動平均線は世界の多くの投資家が、チャート分析で使うテクニカル指標として大変有名です。
初心者のトレーダーでも分かりやすく、まずは最初に覚えておくと良いと言えるテクニカル指標の1つです。
主な使われ方は、短期線と中長期線がクロスすることによる「ゴールデンクロスやデッドクロス」による売買のタイミングを計る時や、「サポートラインやレジスタントライン」として移動平均線を使い、そのライン上の反発で押し目や戻し売りのポイントを探すために使ったりします。
これはトレンドの転換期やトレンド発生時に、大変移動平均線が役立つと言っていることになります。

という事は、トレンドが発生していない状態を「レンジ相場」や「ボックス相場」では、移動平均線は有効なテクニカル指標なんでしょうか。
答えは移動平均線では、レンジ相場での売買タイミングを計ることは難しくなります。

トレンド発生中とは違い、レンジ相場は細かい範囲内で相場が上下を繰り返している時です。
短期線もローソク足に合わせて頻繁に上下し、中長期線は横ばい状態に近い感じになり、複数の移動平均線が交差する事が頻繁に起こり、買いサインと売りサインが常に出続けてしまう事になります。
初心者の方で、買いサインが出たから買おうと思い悩んでると、すぐに売りサインが出てしまい、なかなか取引を出来ない状況にもなりやすいはずです。
移動平均線しか知識が無く、レンジ相場の取引もなかなか出来ないと思う時は、慌てずにFX取引を控えておく事も重要です。

レンジ相場脱出後はトレンドが発生しやすい

相場が上下を繰り返しているレンジ相場などでは、なかなか売買タイミングを探る事は難しいですが、いつかはレンジ相場を抜けるポイントが出てきます。
ローソク足が大きく上下していき最終的に小さな値動きに変わってくると、その後一方向にトレンドが発生することが多いです。

トレンドが発生すると短期線が一緒に上昇し始め、中長期線から離れて行きます。
その後、中期線も上がり始め長期線が徐々に上がり始めます。
保ち合い状態と言われるレンジ相場やボックス相場、ペナント・フラッグなどを抜けた後は、トレンド発生が起こりやすく、その傾向もかなり強いパターンがよくあります。
短期線から中長期線がすべて一方向に並んで進んでいる時は、「パーフェクトオーダー」と言われていて、上昇トレンドでは買いエントリーで、下降トレンドでは売りエントリーという流れになります。
後は、中長期線はサポートラインやレジスタントラインとなりやすいので、ローソク足が近づくたびに買い増しや売り増しする事も出来ます。

移動平均線だけに頼らない

移動平均線は多くのトレーダーが利用するテクニカル指標ですが、いつでもチャート分析に有効と言えるとは限りません。
移動平均線の機能が十分発揮出来る場面で使うことが重要で、無理やり移動平均線だけで取引する事は損失に繋がってきます。

テクニカル指標は多くあり組み合わせる事で、細かいチャート分析が出来る事が出来ます。
有名なところでトレンド系では「ボリンジャーバンド」「一目均衡表」などがあり、オシレーター系では「RSI」「MACD」などがあります。
自分に合った組み合わせを見つけると、どんな相場の状況にも対応できるようになります。