移動平均線はテクニカル指標で一番使われている指標と言えるもので、まずは覚えておく必要があります。
その移動平均線は、Moving Average(ムービング・アベレージ)と英語で表されるので、MAと略して書かれます。
移動平均線は1つだけでなく、数種類の移動平均線がありますが代表的なものは3つに絞られます。
- 単純移動平均線・・・SMA(Simple MA)
- 指数移動平均線・・・EMA(Exponential MA)
- 加重移動平均線・・・WMA(Weighted MA)
SMAの単純移動平均線は、一定期間の終値の平均値で出された線になり、1番理解しやすい移動平均線かもしれません。
移動平均線と言われると単純移動平均線SMAの事を指して言っている場合がほとんどです。
その次に指数移動平均線のEMAが、多く使われている移動平均線と言われて、特に中上級者の方が使う傾向があるようです。
加重移動平均線のWMAはそれほど使う方は多くはありませんが、覚えておくと損はない移動平均線です。
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SMA・EMA・WMAの違い
「移動平均線の基礎知識と使い方」で解説していますが、SMAは指定した期間の終値を合算して、指定した日数分で平等に割った平均値を結んで出来た線の事です。
一定期間を5日間とすると、5日間の終値をそのまま足して5で割ると平均値が出てきます。
そこで何かを掛けたり足したりする事はありません。
1日目の終値も5日目の終値も、平等に反映される事になります。
EMAとWMAも移動平均線ですので、基本的な考えは同じになります。
ですがSMAとは違うところがあり、直近の値動きを重視して計算されるのがEMAとWMAの2つの移動平均線です。
加重移動平均線の特徴
WMAの加重移動平均線は、1日目の終値から5日目の終値に近づくにつれ、重要度が増す移動平均線と言えます。
5日間の単純移動平均線はそのまま終値を足しますが、加重移動平均線では直近である5日目の終値は5倍して、1日前の4日目は4倍、2日前の3日目には3倍となり、初日である1日目の終値はそのまま合算して、5日間で掛けた15割ると出てくる平均値の点を、結んで出来た線の事になります。
指数移動平均線の特徴
WMAより日本ではメジャーな移動平均線となります。
WMAより直近の終値を重要視するため、最新の値動きに敏感に反応してくれるというメリットがあります。
SMAのデメリットを補うEMA
SMAは一定期間の終値を全て平等に扱うため、現在のレートの動きには鈍く動いてしまう面があり、使い方によっては売買のタイミングを遅らせてしまう事もあります。
そういったデメリットを解消すると言われるのが、直近のレートを重要視するEMAが有効と言えます。
トレンドの転換期などEMAでは分かりやすく反応してくれます。
しかし、直近のレートを反映してしまうので、トレンドの転換と判断しても、「ダマシ」と言われる動きに反応してしまう場合もあります。
1本の移動平均線で判断するのは難しいので、2・3本の移動平均線を駆使して分析する必要があると言えます。