為替の値動きの予想や分析をしていく上で、重要になるのが「テクニカル指標」と言われるのが、数多く存在します。
そのテクニカル指標の中でも、多くの方が一番使っていると言っても過言ではない「移動平均線」というものがあります。

自分が行う為替の分析の精度を向上させていくには、移動平均線が「どういうもの」「どう使うと効果的」など、必ずマスターしておくべき指標ですので抑えておきましょう。

移動平均線の基礎知識

株など為替取引の経験がある方は、移動平均線というものがどういったものなのかは、理解されていると思います。
初めてFXされる方にも、ある程度分かりやすく解説していきます。

まず移動平均線とは、一定期間で区切った終値の平均を繋いでいった線になります。
分かりますか?
言葉だけでは分かりにくいかもしれませんが、移動平均線を利用している投資家は多く、それによって売買の基準にしているので、これを理解していると大変有効にFX取引を進めていくことが可能になります。

移動平均線の作り方

自分で作ることはしなくても、利用されているFX会社のチャート画面で、移動平均線をすぐに出せるようになっているはずです。
どうやって出来ているか理解していると、分析の役にも立つはずです。

移動平均線の中にも細かく種類が分かれており、全ての種類で詳しく説明すると良いですが、基本的な「5日移動平均線」を例に挙げて説明していきます。

言葉で説明すると、5日間の終値を合算して5で割って平均を出し、同じ作業を1日ずつズラしていき平均値を結んだ線の事を言います。
分かりにくいかもしれませんので、1週間の終値を例に表を作ります。
米ドル/円の通貨ペアのイメージで見てください。

日にち 1日の終値 5日間の終値の平均値
1日目 110円 110円
2日目 112円 109.2円
3日目 111円 107.6円
4日目 109円
5日目 108円
6日目 106円
7日目 104円

表を見ると分かりやすくなったと思います。
まず1日目~5日目の終値を合算し5で割ると、1日平均値が「110円」となります。
この110円の点は5日目のところになります。

翌日になり、2日目~6日目の5日間を同様に計算すると、1日平均値が「109.2円」となります。
これは6日目の平均値となり、6日目の点となります。
これを次々と計算していき出来た点をつなげていくと、5日移動平均線の出来上がりになります。

5日移動平均線以外にも、25日・75日・200日などの移動平均線もあり、これより細かく期間を決めて出す移動平均線もあります。

週足チャートになると、13週移動平均線や26週移動平均線などもあり、自分に合った移動平均線でテクニカル分析を行っていくと良いです。

移動平均線の主な使われ方

  • 売買サインの予測
  • トレンドを把握

これ以外にも移動平均線の使われ方がありますが、主な使い方は売り買いのタイミングを見たり、短期や中長期のトレンド方向や転換期を見る事が出来ます。

移動平均線を使えば安心というわけではないので、他のテクニカル指標と合わせて、チャート分析を進めていくと良いです。