ロールオーバーとは、今保有している未決済のポジションを、そのまま決済せずに決済日を先送りにしていくことを言います。
何も意識していなければ、ロールオーバーに気づくこともありませんし、気にしなくて大丈夫です。
しかし、ロールオーバーが実行されなければ、とても大変なことが起こることになります。
実際にはロールオーバーされるので安心してください。
外国為替取引には、「直物為替取引」「先物為替取引」の2種類に分けることが出来ます。
FXは「直物為替取引」の方で、取引開始から原則2営業日後には、取り引きした通貨を受け取らなければいけないという、決まりがあります。
もし、月曜日に新規注文をして約定すると、水曜日にはその取引の受け渡しを行わなければいけないはずです。
外国為替取引は、非常に大きな金額を取り引きする流れになるので、もし10万ドル注文すると、受け渡し日には1,000万円ほどの資金を用意しておかなければいけません。
大きな資金は急に用意できないから、2営業日待ちますよというのが、直物為替取引という訳です。
しかし、2営業日までには資金調達が必要になるかというと、この受け渡し日を延長する「ロールオーバー」があるから、実際には同等の資金を用意しなくても大丈夫になるわけです。
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ロールオーバーの仕組み
ロールオーバーは自動的に行ってくれるため、投資家の方々は一切なにも手を加えることなく、ポジションの持ち越しを出来ることになります。
ただ単に受け渡し日を繰り越してくれるのではなく、実際には、スワップ取引を言われる「決済日が異なる売りと買いの取引」、いわゆる相殺目的の売り(買い)と持ち越し目的の買い(売り)を行うことで、ロールオーバーが実現していることになります。
2国間の通貨には、ともに金利があり、その金利も国によって違うことは当たり前です。
このスワップ取引をしてロールオーバーする事で、金利相当の価格差を調整するため、よく皆さんが聞く「スワップポイント」が発生することになります。
ですので、ポジションを1日持ち越すことで、スワップポイントが発生することになります。
ですので、新規注文と決済注文が同日なら、スワップポイントはつかないわけになります。
ロールオーバーがされる時間は、日本時間24時ではなく、NY市場クローズに合わせて実行されます。
日本時間では朝7時になります。
(標準時間と夏時間があるので、異なる時間もあります)
ですので、極端ですが7時前にポジションを持ち、7時を過ぎてから決済をしても、スワップポイントが得られると言うことになります。
その間の為替差損益やスプレッドでのコストなど、マイナスになってしまうこともあるので、金利差益1日分を狙うのは、非合理的なやり方と言えます。