ユーロは通貨としての取引高はランキング2位であり、ポンドの通貨としての取引高はランキング4位と、共に取引高の多い通貨のペアの組み合わせになります。
ユーロ/ポンドの取引高は、2016年の発表では「ユーロ/円」より1つ上の取引高第7位になる人気の通貨ペアです。
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ユーロ/ポンドの通貨コード表記は「EUR/GBP」となります。
たまにユロポンと略されて書かれることもあり、人気のある通貨ペアですが、日本国内ではあまり取り引きされない通貨になります。
日本のFXトレーダーは、対円や対米ドルなどの馴染みがある通貨ペアを、取り引きされる傾向が強く、特に米ドル/円の通貨ペアは殆どのFXトレーダーが取り引きする通貨ペアになります。

対円や対米ドル以外の通貨ペアは、ペアによって取り扱いされていないFX会社がありますが、ユーロ/ポンドは比較的多くのFX会社で取り扱いされている通貨ペアとなります。
DMM FXGMOクリック証券ヒロセ通商などでも取り扱いされています。

ユーロ/ポンドの特徴

相場の動き、スプレッド、スワップポイントの項目に分けて解説していきます。

相場の動き

FXをされたことがある方なら、ポンドは「殺人通貨」と聞かれた経験がある方が大半だと思います。
大変値動きが激しくて、ポンド/円を取り引きされている方なら分かると思いますが、一瞬で1円、2円動くこともよくあります。
数日間で10数円動くことは、ざらにあるぐらいです。

一方、ユーロ/ポンドでの相場の動きも、多少のボラの大きさがありますが、過去の年間での変動率を調べてみると、ボラが大きいとされる豪ドル/円や、ユーロ/米ドルなどより、平均変動率は少ない値になります。

その理由として、投機目的という面よりも、共にヨーロッパの中の通貨と言うこともあり、実需ベースの取り引きされる面も大きく、均衡が保たれやすい場合も多くあります。

しかし、隣国で使われているヨーロッパでの通貨でありますが、ヨーロッパの情勢やアメリカの情勢によって、ユーロ側が強くなったり、ポンド側が強くなったりする場合があります。

2001年9月11日の同時多発テロ以降は、「有事の時の米ドル」は薄れてしまい、第2の基軸通貨とされるユーロが買われる傾向になり、ユーロ高であるユーロ/ポンドの相場は上昇しました。

その後に、サブプライムローンやリーマンショックなどの世界の危機的情勢から、リスク選好通貨となるポンドが売りとなる傾向になり、またまたユーロ高のユーロ/ポンドは大きな上昇となります。

しかし、その後は反転して、理由としても有名なギリシャの財政危機や、EU加盟国である「アイルランド」「ポルトガル」「スペイン」「イタリア」などの金融危機があり、ユーロ売りが続くようになり、同じヨーロッパないの通貨ですが、ポンドが多少ですが強くなり、ユーロ/ポンドが下降する形になりました。

その後はさらに、イギリスのEU離脱問題で、国民投票の結果で「EU離脱」が決定してしまい、ポンドが次々と売られていく形になっています。
こういった場面では、大きく動いてしまうことになり、ヨーロッパ同士の通貨ペアでるユーロ/ポンドは、ヨーロッパ情勢が不安定な状態ですので、どちらに転ぶか常に見ておく必要があります。

スプレッド

業界最狭水準スプレッドでは「1.4pips」となっており、狭くもなく広くもなくといった程度になります。通貨ペアによりますが、対円や対ドルの通貨ペアよりは広いスプレッドになっているケースが多く、ユーロ/ポンドにこだわりがなければ、ポンド/円では1.1銭やユーロ/円では0.6銭など、もっと狭いスプレッドで取引出来ます。

スワップポイント

ユーロもポンドも低金利通貨ですので、スワップポイント目的のトレードには、完全に不向きになります。
ポンドの方が右側にある「決済通貨」で多少金利が高いので、買いポジションではマイナススワップになります。

しかし、金利差は少ないので、ロングでもショートからの両面から取引しても、あまり気にしなくても良いと思います。