デイトレードをされている方は多いはずですが、知らず知らずのうちにデイトレされているかもしれません。
デイトレードというのは、一日のうちにポジションしたものを決済してしまうことで、ポジションした通貨ペアを翌日に持ち越さないトレード手法になります。
デイトレードは短期トレードの一種で、短期トレードの種類にはスキャルピングやスイングトレードなどがあります。
デイトレードの考えに近いトレード手法には、スキャルピングがありますが、1回の取引にかける時間幅や狙う利益幅などに違いがあります。
デイトレとスキャルピングを少し比較すると、スキャルピングは数秒~数分で利益幅を数銭~10銭程度を狙います。
一方、デイトレは1回の取引に数分~数時間をかけますし、利幅は数十銭~100銭程度を狙います。
早い売買で済ませることもありますが、1日丸々ポジションを保有する場合もあります。
FXは24時間世界中で取引がされているので、日本の深夜時間でも為替相場は動いています。
デイトレはポジションを翌日に持ち越さないトレード手法になるので、深夜に動く為替相場はあまり気にしなくても大丈夫です。
サラリーマンの方など、早朝の通勤時間などにポジションを保有し、お昼時間や帰宅時などの決済するなど、時間がある時に取引をするだけで良い考えです。
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デイトレードのやり方
1日で取引を完結するデイトレは、スキャルピングのトレード手法と似ていますが、時間軸や利益幅に違いがあるので、少しだけ考えが違います。
スキャルピングは終始取引から目を離すことが出来ないですが、デイトレではある程度の時間的余裕があります。
ですので、その時間は一定方向に動く相場を予測する必要があります。
デイトレードのコツ
デイトレードをしていく上のコツをいくつか紹介していきます。
- トレンド方向を予測する
- 自分なりの取引ルールを決める
- 損切りを早めに見極める
- 通貨ペアはある程度どれでも良い
同じ短期トレードの仲間のスキャルピングでは、その時の値動きの上下に合わせて売買を繰り返していくので、あまり相場のトレンドに関係なく取引が出来ます。
しかし、デイトレードになると少し相場の流れを予測しなければいけません。
数十分~数時間の間ポジションを保有すると、ある程度の相場の変化があります。
ですので、現在のトレンド方向を見る必要があります。
それに加えると、自分の売買ルールを決めてから、FX取引を開始することが重要になります。
決めた取引ルールは頻繁に変える事は良くなく、厳格にルールを守りながら進めることが重要です。
ルールと言うのは、買い(売り)エントリーポイントを決めておくことや、利益幅や損切りする幅をあらかじめ決めると言う事です。
感情に流されると、損失を増やしてしまうことになりやすいです。
数時間ポジションを保有していると、知らないうちに相場が急変してしまうことも多々あります。
そういった時に良い注文方法として、「IFO注文」「OCO注文」などであらかじめ利食いと損切りの両方の決済注文をs出しておくと良いです。
チャートをなるべく自分で確認できる環境なら良いですが、サラリーマンなどチャート画面を見ておけない方には、特に有効な手段になります。
デイトレをする一例《ボリンジャーバンド》
私が参考にする事が多いボリンジャーバンドで、デイトレを実施する例を紹介します。
ボリンジャーバンドは順張りで使うことが出来るテクニカル指標ですが、上記の図では最初の青い長い丸の時に-2σを割り込み、トレンドの転換期に入ると予測できるので、売りエントリーを入れることが出来ます。
真ん中のミドルラインを超えたところで売りエントリーも入れることが出来ますが、注視することが重要になります。
その後の買戻しを入れるポイントは2つあり、-3σが上昇傾向に入るポイントの赤丸と、ミドルラインに近づく赤丸のポイントです。
反対に、買いエントリーから入るポイントは、その次の赤丸のポイントです。
+3シグマに到達したので、レンジ相場からの脱却と判断できるので、その後の強いトレンドが発生しやすいと判断出来ます。
短いレンジ相場の時に、+2σをつき抜ける場面もありますが、まだまだミドルラインが平行線を辿っているので、私の場合は買いエントリーを入れる事は躊躇してしまうでしょう。
売り決済をするポイントは、この図では最後の青丸のポイントが最高ですが、なかなか難しいでしょう。
ボリンジャーバンドにトレンドラインなどを入れると、そのトレンドラインを下回ったときなどに売り決済を実行すると良いです。