FX取引をする時には、チャート画面を眺めながらされることになるはずです。
日足や時足チャートなどのローソク足を眺めていると、上下に細かく、時には大きく動いているので、取引をしたい通貨ペアが上昇しているのか、下降しているのか判断出来ないと思う初心者も多いはずです。

売買サインをはかる為に、移動平均線を使うことも重要ですが、現在の相場がどの方向に、トレンドとして動いているのかを判断するために、移動平均線を使うのが良いです。
移動平均線は、トレンド系やトレンド指標と言われています。

短期・中期・長期それぞれでトレンドが違う

チャート画面全体を見て、一部分を切り取って短期的な移動平均線で見ると、下降トレンドの動きをしている時でも、チャート全体を長期的な移動平均線で見ると上昇トレンドの中にある事が良くあります。

デイトレなど短期的な取引をしたい場合に、長期の移動平均線を使ってもトレンド方向の判断には向かないと言うことになります。
しかし、短期の取引でも全体のトレンド方向を把握する必要はあるので、長期の移動平均線を合わせて表示しておく事が重要になります。

トレンド転換期の移動平均線の動き方

上昇トレンドがあれば下降トレンドがあるように、トレンドにはいつか転換する時期がくるようになっています。
当たり前のことですが。
しかし、そのトレンドの転換期がいつ起こるのかは、チャート画面を闇雲に眺めていても分かりません。

その時、短期・中期・長期の移動平均線を複数本使うことで判断出来ます。
下降トレンドで短期から長期の移動平均線が下降線を辿っていた場合に、価格が上昇し始めると、初めにその動きに反応するのが「短期の移動平均線」になります。
指定している期間が短いので、直近の価格が占める割合が大きいので、すぐに移動平均線に反映されます。

その次に中期となり、最後に長期の移動平均線が相場の動きに追いついていく感じになります。
200日単純移動平均線の長期では、直近の値動きがそこそこ動いても、全体から見れば200分の1の価格にすぎないと言うことです。

短期から長期の移動平均線が同じ方向に動いている時には、強いトレンドが発生していると判断出来ます。

長期の移動平均線が重要

反応が遅い長期の移動平均線ですが、今現在のレートを反映しにくい面はありますが、これが重要な働きをします。

相場が上下を繰り返している状態を「保合(もちあい)」と言うのですが、その時にはトレンドが発生していない状態になります。
保合状態の時には、移動平均線そのものがクロスを繰り返し、役に立っていない状態になります。

その後、上昇トレンドに転じる際には、長期の移動平均線の下から短期の移動平均線が、一気に抜けていく場面が出てきます。
その時には、上昇トレンドに転換したと判断出来ます。
これを「ゴールデンクロス」と言って、買いのサインという事になります。