オシレーター系の中で、代表的なテクニカル指標と言われているのが「RSI」で、FX初心者の方なら是非覚えておく必要があると言えます。
さらに、RSIは初心者の方にも分かりやすく、通貨ペアが「買われすぎ」「売られすぎ」を単純に見極めることが出来ます。

RSIの見方と売買サイン

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50%ラインとの位置関係

RSIは0~100%の間を常に上下しているテクニカル指標です。
80%の買われすぎや、20%の売られすぎを表す状態も重要ですが、中間値の50%ラインも重要視する必要があります。

50%ラインに対して、RSIがどの位置でどの様な傾きをしているかで、その時の相場の動きを読みとることが出来ます。

基本的な見方として、50%ラインよりも上でRSIがあり、RSIの傾きも右肩上がりの状態を示している時は、相場は上昇傾向が強い状態と言えます。
反対に、50%ラインより下でRSIがあり、RSIの傾きが右肩下がりの状態を示している時は、相場は下降傾向が強いと言えることが多いです。

50%ラインより下で右肩上がりの状態を示すことは、もちろんですがあります。
しかし、完全に買い相場で上昇傾向が強い場面であるとは、言い切れない状態と言えます。
売られている状態は以前よりは弱まり、下げ幅が少なくなったと言えますが、50%ライン付近で反発して、右肩下がりに戻ることもあります。

50%ラインより上で上昇傾向、50%ラインより下で下降傾向と簡単に覚えると良く、この手法を「順張り」と言い、初心者は覚えておく損しないと思います。

RSIの逆張りと順張り

RSIは売られすぎ買われすぎを判断しやすいテクニカル指標ですので、その後、相場は反転するという考えから「逆張り」のトレード手法と用いられるケースが多いです。
一般的には、30%ラインが売られすぎ、70%ラインが買われすぎと判断する材料になります。
そのラインを超えたり割り込んだりすることも、十二分にありますので、注意して逆張りされるといいです。

「私はRSIは逆張りだけで使う」「順張りには使いにくい」など、あまり決めつけない方がいいと思います。
順張り・逆張りを上手く織り交ぜながら取引を進めていくと、利益拡大へ繋げやすくなるはずです。

実際に、30%を割り込み逆張りで買いエントリーを入れた後、50%付近で動きが怪しいと思い、売り決済するのも良く、その後相場は下降傾向へ進み順張りの「売りエントリー」を入れるのも良いです。
最終的に、70%ラインや割り込んだ時点で買い決済すると、大変良い流れになります。

しかし、すべての取引が上手く思い通りにいくとは言えませんが、利益拡大へRSIを上手く使うことが重要です。