DPOは、相場の「買われすぎ」や「売られすぎ」を判断するために出来た、オシレーター系テクニカル指標の1つになります。
RSIやストキャスティクスも同じ相場の過熱感を判断出来るテクニカル指標ですが、DPOは価格の動きで発生するトレンドを排除して、相場のサイクルを分かりやすくした指標になります。
DPOは、「Detrended(トレンド排除) Price(価格) Oscillator」の略称で、その名の通りにトレンドを排除していることが分かるはずです。
トレンドを排除していることにより、短期的・直近の価格の変動が分かりやすい指標とも言えます。
さらに、価格の天井や底を見極めやすいので、逆張りトレードを好まれる方には、オススメなテクニカル指標とも言えるので、参考にされると良いです。
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DPOの見方
DPOのグラフには、上に1があり、下に-1が書かれていることが分かります。
中央線にはゼロラインがあり、そのゼロラインを中心にDPOのグラフが推移していきます。
相場が上がるとDPOのグラフも上昇し、0.5を越えてくると、相場は「買われすぎ」と判断できる基準になります。
逆に相場が下がるとDPOも下降していくことになり、-0.5を越えてくると「売られすぎ」と判断できる相場になってきます。
DPOの売買サイン
±0.5を越えるエリアでは、相場の過熱感が分かるので、そのエリアから逆張りをされる考えが多いです。
しかし、それだけではなかなか判断しづらい面もあります。
それ以外の売買サインも併せて紹介します。
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買いサイン
- ゼロラインを下から上に抜ける
- -0.5以下に下落後、-0.5から上に抜ける
- DPOの安値を結ぶラインが切り上がっている
- ゼロラインを上から下に抜ける
- 0.5以上に上昇後、0.5以下に抜ける
- DPOの高値を結ぶラインが切り下がっている
DPOは、売買サインを出すことは簡単で、マイナスエリアから上抜けすると買いエントリー、逆にプラスエリアから下抜けすると売りエントリーとされるのが一般的です。
しかし、それが信用できる確率が高いとは言えないので、他のテクニカル指標と合わせることが通常の使われ方になります。
あと、安値を結んだラインや高値を結んだラインが、切り上がっていたり切り下がっていたりすると、トレンドが継続していることが分かるので、そこを売買サインと捉えることも出来ます。