スプレッドは売値と買値の差のことを言いますが、このスプレッドを取引手数料として考えていいです。
スプレッドはすべてのFX会社で同じではなく、同じ通貨ペアを取引してもFX会社によってスプレッドに違いがあります。

最近のFX会社は「原則固定スプレッド」を採用しているところが増えていますが、原則ですので変動するときもあるということです。
現在では完全固定スプレッドを採用しているFX会社はないので、どこのFX会社で取引しても広がる時は広がってしまいます。
しかし、広がる時への対応力や広がる幅には、FX会社によって違いはあることも覚えておくと良いです。

スプレッドが広がる時の内容

スプレッドが広がってしまう理由はいくつかあり、その理由が発生する前後には、スプレッドの拡大が起こってしまいます。

  • 経済指標発表の前後
  • 世界の要人による政策発表後
  • リーマンショックなどの世界経済への影響が大きい時
  • 予期せぬ自然災害が起こった時

経済指標というのは、日本を含む各国で発表される「雇用統計」や「GDP(国内総生産)」などが色々種類があります。
この中でも、アメリカの雇用統計の発表は世界中で注目されており、予想以上や予想に反しての発表がされた時など、為替相場の動きが激しくなります。

リーマンショックや東日本大震災など、他の国々に起きる予期せぬ事案は、滅多に起きることではないですが、世界経済に大きな打撃を与える場合には、為替相場は大きく動きます。

こういった時のスプレッドの拡大は、0.3銭だったスプレッドが1銭になったり、それ以上の10倍近くの3銭に拡大することもあります。
通貨ペアによって元々スプレッドが広い通貨もあり、10銭前後に広がることもあり、1万通貨取引すると実質な手数料として1,000円ほどの計算になることもあります。

スプレッドが広がる時間帯

スプレッドは、大きな発表がある時にだけ広がると言うわけでなく、広がる時間帯があることも覚えておきましょう。
何度かFX取引をされている方なら、気づく時があるかもしれませんが、日本の早朝の時間帯にスプレッドが拡大することが多くあります

スプレッドが拡大する理由の1つに「流動性が低くなった時」というものがあります。
流動性が低くなるというのは、為替市場への参加者が少なくなり、売買されるボリュームが小さくなってしまっていることです。

流動性が低くなると、自分が思っているよりも不利な価格で約定してしまったり、FX会社側でも強制ロスカットの対応が思うように出来ない状況になることを防ぐ為にも、スプレッドを広げて対応することもあります。

世界三大市場と言われるのが「ニューヨーク市場」「ロンドン市場」「日本市場」になります。
日本時間の早朝2時にロンドン市場が閉まり、その後早朝7時にニューヨーク市場が閉まることになります。
まだ日本市場は開いておらず、オセアニアの市場が開いていますが、取引量は低いです。
日本市場が開くまでの時間は、流動性が低くてスプレッドも広がってしまう時間帯と言えます。