ストリーミング注文とは、表示されている為替レートで取り引きしたい場合に、ワンクリックで注文を出すことが出来ます。
相場は常に変動していますが、自分のタイミングで注文できる簡単な注文方法です。

上の説明を見ると、同じ様な注文方法で「成行注文」を思い浮かべる方も多いと思いますが、少し内容は違ってきます。

成行注文は現在の為替レートを見ながら注文を出しますが、レートの指定はせずに注文を出します。
レートを指定しない成行注文は、為替相場の変動が激しい時など、自分が思っているレートとかなり離れてしまった価格で、約定してしまうことがあります。
この事をスリッページと言います。

ストリーミング注文は、現在の為替レートで納得しクリックした時点の価格で、指値注文した形になる注文です。

ストリーミング注文でスリッページ幅を設定

現在の為替レートで約定したい時に、ワンクリックで簡単に注文を出せるストリーミング注文ですが、一瞬のタイムラグで生じる「スリッページ」は発生します。

大きくかけ離れた価格では約定はしませんが、予め自分自身でスリッページ幅を設定することが出来ます。
設定したスリッページ幅を超える場合の価格で約定する事はなく、自動的に不成立となるので、思いもよらない価格で約定する心配はありません。

スリッページ幅の設定例

スリッページ幅は自分で決めることが出来ます。
自身で許容出来る範囲で設定すれば良いのですが、ここではスリッページ幅を3銭で説明します。

1ドル=110.50円で買い新規注文のストリーミング注文をしたとします。

提示されるレート スリッページ幅 約定するレート
110.54円 4銭 設定値より不利なレートなので不成立
110.53円 3銭 成立
110.52円 2銭 成立
110.51円 1銭 成立
発注時の110.50円
110.49円 1銭 成立
110.48円 2銭 成立
110.47円 3銭 成立
110.46円 4銭 自分に有利なレートなので110.46円で成立

スリッページ幅を設定しているので、為替レートが上下の両方向で設定値を越えると約定しないわけではありません。
買いの新規注文では、スリッページ幅の設定値以上に投資家にとって不利なレートの時は、約定しないのは通常です。
しかし、設定値以上でも投資家に有利なレートでの場合は、約定するようになっています。

ストリーミング注文の注意点

ストリーミング注文と同じ様な注文方法の「成行注文」では価格は指定していないので、必ず約定するようになっています。
しかし、ストリーミング注文では約定したくても、スリッページによって約定しないケースも出てきます。

あと、簡単に注文が出来るストリーミング注文ですが、簡単だということで次々と注文を出してしまうことがあります。
実際に相場を予想して注文を出しているなら良いですが、初めの頃に多くのポジションを保持していると、管理しきれない事にもなりかねません。