OCO注文は大変便利な注文方法で、様々な場面でOCO注文は使われていると言えます。
OCO注文は指値注文や逆指値注文とは違い、1回の注文で同時に2つの注文を出すことが出来ます。
1回の注文で2つ約定(成立)する事はなく、一方が約定すると、もう一方が自動的にキャンセルとなるので、安心して注文を出すことが出来ます。
まずポジションを保持する新規注文時に、指値注文と逆指値注文を同時に出すことが出来ます。
それ以外にも、2つとも指値注文や2つとも逆指値注文を出すことも出来ます。
円安方向(上昇) | 円高方向(下降) | |
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組み合わせ1 | 買い指値注文 | 買い逆指値注文 |
組み合わせ2 | 買い指値注文 | 売り指値注文 |
組み合わせ3 | 売り逆指値注文 | 売り指値注文 |
組み合わせ4 | 売り逆指値注文 | 買い逆指値注文 |
どちらの方向に相場が動くか読めずに、でも新規注文でポジションを保持したい場合に、OCO注文を入れておくと、ロング(買い)やショート(売り)にこだわらず、何かしらの形でポジションは保持する事が出来ます。
しかし、売り買いと指値・逆指値の組み合わせが多く、初心者の場合などどのポジションを保持しているかわかりにくい場面も出てきます。
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---|---|---|
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OCO注文は決済注文に便利
新規注文でOCO注文を使うのは有効ですが、それよりも決済注文で使うことの方が多いはずです。
その理由として、新規注文からの利益確定や損失を最小限にする損切りを、同時に出すことが出来るからです。
OCO注文を決済注文で出せる組み合わせは、買いポジションを持っているなら指値と逆指値の売り注文、売りポジションを持っているなら指値と逆指値の買い注文の2通りになります。
分かりやすいですね。
利益確定と損切りするパターン
利益確定と損切りを同時に出せるOCO注文はよく使われるので、例として1ドル=110円で買いポジションを持っている場合をお解説します。
買いポジションを持ってから、相場は上昇して1ドル=111円まで行きました。
現在のレートで決済注文を出しても、1円の利益にはなりますが、もう少し上がって約定したい気持ちがあります。
さらに、1ドル111円まで上がっているが、この先は下がるかもしれない不安もあります。
この2つを可能にするために、OCO注文として利益確定の1ドル=112円の売り指値注文と、損切りの1ドル=99円の売り逆指値注文を同時に出しておきます。
これにより、利益確定で約定すれば2円の利益、損切りで約定すれば1円の損失で収まります。
大きな利益確定と小さな利益確定
OCO注文は利益確定と損切りがセットの注文方法だけではありません。
通常の利益確定を出すのはもちろんですが、現在の含み益をなるべく減らさずにする利益確定も出す方法もあります。
損切りの時と同様に、1ドル110円で買いポジションを持っているとします。
現在は1ドル=112円まで上昇したので、1つは1ドル=113円の売り指値注文と、下がっても損失は出したくないので、もう1つが1ドル=111円の売り逆指値注文を合わせてOCO注文で出します。
大きな利益を確定することも出来ますし、含み益もある程度のところで止めることが出来るので、共に利益確定で終えることが出来ます。