FXで外貨取引をしていると、何気に気になるのが「外国為替取引高ってどれぐらいあるのだろう?」と思いませんか?
資金が潤沢にある方なら逆に気にならないかもしれませんが、為替を初めてされる方は意外に気になるはずです。

FXは「外国為替証拠金取引」というもので、先物取引・直物取引・通貨スワップなど外国為替取引の中の「直物取引」に含まれています。
直物取引が1日でどれぐらいの取引高があるか、3年に1回発表されるようになっています。

直物取引1日平均の取引高(単位:10億ドル)
2007 2010 2013 2016
取引高 1,005 1,488 2,046/td>

1,654

1日における平均取引高は、2016年発表では減っていますが、2013年発表時には「1日2兆ドル」以上の取引が行われていたことになります。
1ドル=100円として計算すると「200兆円」という、莫大な資金が直物取引に流れ込んでいることになります。

外国為替市場の直物取引だけにこれだけの資金が流れていると、少しでも投資家などの思惑が片方に流れると、円高や円安などに進んでしまうことになります。
特に円高に進むと、日本政府は円売りドル買いの市場介入をすることがあり、介入の規模はその時に応じて変わりますが、数兆円の市場介入を実行するときがあります。

数兆円の規模で動かせるレートは数円程度で、数円動かすだけでも凄いことですが、安定している円相場まで届くことはあまりありません。
あとは市場の反応・マインドに任せたり、断続的に介入を行うこともあります。

1日200兆円ほどの取引高がある直物取引ですので、日銀の数兆円の規模では、完全に思惑通りに相場を動かすのには限界があります。

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外国為替取引高は5兆ドル

上では直物取引だけの取引高を紹介しましたが、外国為替すべての取引高はいくらぐらいだと思いますか?

外国為替取引高1日平均(単位:10億ドル)
2007 2010 2013 2016
直物取引 1,005 1,488 2,046 1,654
先物取引 362 475 679 700
為替スワップ 1,714 1,759 2,239 2,383
通貨スワップ 31 43 54 96
オプションほか 212 207 337 254
合計 3,224 3,971 5,355 5,088

世界の外国為替取引高は「1日平均5兆ドル」を越えている状態を、2013年以降続けていることになります。
2010年の4兆ドルを割る取引高から、急激的に取引高を2013年に伸ばし「5兆3000億ドル」になりました。
全体として33%以上取引高を伸ばした訳ですが、その要因として円取引自体が3年間で「63%増」となったようです。
安倍首相・日銀黒田総裁の物価安定2%目標に向けた量的・質的緩和を発表したことが1つの要因と言えます。

市場はロンドン市場がトップ

円の取引拡大が取引高増の要因の1つにもなりますが、世界の為替市場の競争が1番の要因と言えます。

世界には複数の為替市場がありますが、世界三大市場と言われるのが「ロンドン市場・ニューヨーク市場・東京市場」になります。
その中でも、市場規模が一番大きな市場は「ロンドン市場」になります。
ですので、ロンドン市場が開いている時間帯が、一番取引が活発に動いていると言え、さらにニューヨーク市場が重なる「日本時間21時~翌日1時」頃が、取引量として大きなものになります。

取引量が多くなると相場の変動にも期待できるので、この時間帯に取り引きされるFXトレーダーは多くなります。
少し遅い時間帯になりますが、アメリカの経済指標が発表される時間が22時30分となっており、さらに相場が動きやすいと言えるので、FX取引におすすめな時間帯と言えます。