外国為替証拠金取引であるFXは、2国間の通貨を売買する事によって、利益を求めていく方法になります。
難しく書いてしまいましたが、FXを初めてされる方が、いきなり見ることになるのが「ドル/円」「ユーロ/円」「ドル/ユーロ」などの通貨ペアです。
様々な通貨ペアを見ることになるはずですが、いろいろな為替について調べていると、「クロス円」という言葉を目にすることがあるはずです。
「クロスなんて通貨あったかな?」と思うかもしれませんが、クロスは通貨ではありません。
簡単に説明すると、アメリカドルを含まない通貨ペアのことを「クロス円」と言います。
- ユーロ/円
- ポンド/円
- 豪ドル/円
- 南ランド/円
- スイスフラン/円
上記のような通貨ペアが、クロス円と言われるものです。
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なぜクロス円と呼ばれるのか
今現在の世界の中心である通貨とされているのが「アメリカドル」のUSDです。
この世界の中心である通貨を「基軸通貨」や「国際通貨」と言われます。
昔より影響力は少なくなったとも言われますが、絶大な影響力があることは間違いありません。
では、米ドルが基軸通貨だと、米ドルを含まない円通貨ペアは、クロス円と言われるのでしょうか。
例えば、ユーロ/円という通貨ペアを買いたいと思い注文を出すと、クロス円を知らない方は「直接ユーロを円で買った」と思うはずですが、それは間違いです。
まず、基軸通貨である米ドルを円で購入してから、その米ドルでユーロを買うことで、円でユーロを買った流れになることになります。
クロス円は3国間
上で紹介したように、クロス円は間に米ドルを挟むことで、FX取引が可能になるわけです。
皆さんも気づくかもしれませんが、間にアメリカ通過が入ると言うことは、3国間の力関係で為替レートが決まってきます。
ユーロ/円なら「ユーロ/米ドル×米ドル/円」で現在のレートが算出されることになります。
ユーロドルが1.02で、ドル円が120円だとすると、1.02×120=122.4円という算出レートになり、ユーロ/円の通貨ペアは122.4円になります。
クロス円は複雑
クロス円を始められる前は、米ドル/円の分かりやすい通貨ペアを選択される方が多いはずです。
米ドルを含む通貨ペアを「ドルストレート」とも言います。
- 米ドル/円
- ユーロ/米ドル
- 豪ドル/米ドル
- 英ポンド/米ドル
- 米ドル/スイスフラン
ドルストレートは2国間の力関係が、通貨ペアに与える影響が大きくなります。
ですので、相場の値動きがまだ予測しやすいと考えられます。
クロス円では、例えばユーロドルも上昇、ドル円も上昇となると、ユーロ円も上昇と分かりやすいと思います。
しかし、ユーロドルは下落、ドル円は上昇となると、相場の読みは難しくなり、なかなか分析するのは難しくなります。
クロス円は必ずドルストレートの影響を受けるので、米ドルの値動きも注意して取り引きすることに成ることを、頭の片隅に入れておかないといけません。