皆さんは日本円以外で通貨と言われると、何を思い浮かべますか?
私の場合はアメリカドルを思い浮かべるのですが、皆さんはどうでしょう。
世界的に見ても米ドルの取引量は秀でており、外国為替市場全体の取引でアメリカドルが絡む取引は約85%ほどになっています。
通貨の取引は2つの通貨が必要になるので、全体は200%で表されるのでアメリカドルの85%は約半分の割合を占めていることになります。
世界三大通貨の2つ目「ユーロ」では約39%で、3つ目は日本円の19%の割合になるので、アメリカドルは群を抜いていることがわかります。
ですので、為替市場を利用する投資家の目はアメリカに向いており、アメリカの経済指標の1つ「雇用統計」などが発表されると、為替相場の変動が激しくなったりします。
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世界で取引量の多い通貨ペア
これは紹介するまでもなく分かると思いますが、「ユーロ/米ドル」の通貨ペアがFXで一番取引される通貨ペアになります。
世界で取引される通貨ペアの25%~30%ほどが、ユーロ/米ドルが占めています。
その次に多い取引は「米ドル/円」となり、割合は全体の15%前後で日本円の取引量が多い事が分かると思います。
その後は米ドルが絡む取引が4つほど続く事になります。
日本で取引量が多い通貨ペア
日本で取引量が多い通貨は、やはり日本円が絡む通貨ペアが上位を占める事になります。
1番多いのはやはり「米ドル/円」です。
世界の中心であるアメリカの通貨と、馴染みのある日本円ですので、この結果になる事はわかります。
ですが、米ドル/円が日本の店頭FXの取引量のどれぐらいを占めるか知っていますか?
2016年3月の店頭FXの取引金額全体で439兆円となり、ビックリするほどのお金です。
その中で米ドル/円の取引額は「297兆円」となり、約67%以上の割合を占めています。
80%以上にある月もあり、他の通貨ペアの取引量とはかけ離れている数字になります。
順位 | 通貨ペア | 取引額 |
---|---|---|
1 | 米ドル/円 | 297兆7666億円 |
2 | 豪ドル/円 | 40兆8632億円 |
3 | ポンド/円 | 37兆4052億円 |
4 | ユーロ/米ドル | 29兆4401億円 |
5 | ユーロ/円 | 18兆3839億円 |
6 | NZドル/円 | 4兆3833億円 |
7 | ポンド/米ドル | 2兆5383億円 |
8 | 豪ドル/米ドル | 2兆5383億円 |
9 | ユーロ/豪ドル | 1兆3023億円 |
10 | 加ドル/円 | 6448億円 |
11 | ポンド/豪ドル | 6404億円 |
12 | 南アランド/円 | 3692億円 |
13 | NZドル/米ドル | 3366億円 |
14 | ユーロ/ポンド | 2587億円 |
15 | 米ドル/加ドル | 2357億円 |
これだけ日本人トレーダーに人気なのは「米ドル/円」という事がハッキリ分かります。
2位~5位の通貨ペアは、取引金額が均衡しているので、その時の為替状況などで前後が激しく入れ替わることが多いです。