FXを初めてされる方には、不慣れな事が幾度となく訪れるので、混乱される方も多いようです。
チャート分析などの技術的な事を除くと、初めに慣れておく必要があるのが、通貨の英語表記への対応です。
日本で取引される場合でも、全ての通貨の表記が日本語ではなく、3文字で表されている「通貨コード」になっていることが、どこのFX会社でも一般的になっています。
通貨コードは、ISOで決められている事ですので、世界中どこでも同じ3文字のアルファベットによる通貨を表すようになっています。
3文字表記の最初の2文字が国の名前を表していて、最後の1文字が通貨の頭文字を表しています。
FXで取り扱われている通貨の種類
どこのFX会社でも、全ての通貨を取り扱っているとは限らず、取り扱いされていない通貨もあります。
主要な通貨はほとんどの場合は心配することはありませんが、私たちが身近に感じる中国の人民元や韓国ウォンは、かなり限られたFX会社でしか取り扱っていない状況です。
人民元は為替市場が政府に管理されている事や、ウォンの世界的に見て、流通量の少なさが原因となっているからでしょう。
そこで、FXで取り扱われている代表的な通貨が、どのようなものがあるか紹介します。
通貨コード | 通貨 | 国名 |
---|---|---|
JPY | 円 | 日本 |
USD | ドル | アメリカ |
EUR | ユーロ | ユーロ圏 |
GBP | ポンド | イギリス |
AUD | 豪ドル | オーストラリア |
NZD | NDドル | ニュージーランド |
CHF | スイスフラン | スイス |
CAD | カナダドル | カナダ |
ZAR | ランド | 南アフリカ |
HKD | 香港ドル | 香港 |
SGD | シンガポールドル | シンガポール |
NOK | ノルウェークローネ | ノルウェー |
DKK | デンマーククローネ | デンマーク |
KRW | ウォン | 韓国 |
CNY | 人民元 | 中国 |
TRY | トルコリラ | トルコ |
PLN | ズロチ | ポーランド |
CZK | コルナ | チェコ |
聞いたことや見たことがある通貨があると思いますが、初めて見た通貨コードもあると思います。
同じドルでも、アメリカやオーストラリアやニュージーランドなどがあり、通貨としては全く別物になります。
2つの通貨をペアとして取り引きする
上で紹介し各国々の通貨がありますが、これをFX取り引きするとなると、「どこの通貨でどこの通貨を買う(売る)」かと言うことになります。
この2つの通貨を合わせる事を「通貨ペア」と言い、それにより売買を始める事になります。
例えば、FXをされていない方でも見たことがあると思われるのが「USD/JPY」の通貨ペアです。
この通貨ペアの場合は、アメリカドルを円で「買う」か「売る」かという取引を表している事になります。
では、「逆のJPY/USDはアメリカドルで円を売買する意味なの?」と考える方もいるかもしれませんが、このような通貨ペアはありません。