日本人トレーダーの多くは、対円の取引を重点にされることが多くなっていますが、世界的に見て外国為替市場もっとも取り引きされている通貨ペアは、「ユーロ/米ドル」となっており、2016年の国際決済銀行BISの発表によると「約23%」のシェアを誇っています。
次いで2番目に多い通貨ペアは、なんと「米ドル/円」となっており、シェアは18%ほどで、それ以下の通貨ペアは一桁台になっています。

米ドルは世界の基軸通貨である影響力は絶大で、ユーロはヨーロッパ23カ国で使われている統一通貨となっており、人気である理由が分かります。

日本では、ユーロ/米ドルの通貨ペアの人気もありますが、円を絡める通貨が上位を占めていますが、ユーロ/円を取引する際には、ユーロ/米ドルも意識しておく必要があります。

ユーロ/米ドルの表記は「EUR/USD」となり、どちらもどこかで見たことがあると思いますので、迷うことはないと思います。
初めてユーロ/米ドルを取引する際に迷う事は、相場の表記ではないでしょうか。
米ドル/円では、115.543と馴染みがある表記をされますが、ユーロ/米ドルでは1.10836と表記されるので、戸惑うことが多いですが、すぐに慣れるので心配することはありません。

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ユーロ/米ドルの特徴

相場の動き・スプレッド・スワップポイントと項目に分けて解説していきます。

相場の動き

ユーロと米ドルの通貨ペアは、取引高がもっとも多い通貨ペアですので、流動性は非常に高く、安定している通貨ペアとなります。
それだけ聞くと、相場のボラティリティ(変動率)は小さいイメージを抱く方も多いかもしれませんが、ユーロ/米ドルの変動幅は、米ドル/円などと比較すると大きくなる傾向です。

ユーロは世界の第2の基軸通貨と認識されており、米ドルに対抗して出来た通貨とも言えます。
米ドルの力が強まればユーロは弱まり、逆にユーロが強まれば米ドルは弱くなる傾向があり、ボラの大きくなりやすいです。

ユーロ/米ドルの時間帯の動き

ユーロ/米ドルは比較的ボラティリティが大きいと紹介しましたが、時間帯ではどのような動きをみせるのでしょうか。

日本人FXトレーダーなど、日中、特に午前中の動きは比較的落ち着いている場合が多いです。
取引量がもの凄い数でも、欧州市場・ロンドン市場やニューヨーク市場がクローズしている時間帯は、取引量自体は減ってきます。

ユーロ/米ドルの動きが活発になりだす時間帯は、欧州市場がオープンする「15時以降」となっています。
1時間遅れで、世界最大の為替市場のロンドン市場が動き出します。
日本時間の16時~19時あたりに、欧州の様々な経済指標発表があるので、対米ドルですが大きな相場の動きを生み出すことになってきます。

さらに、活発な動きを見せるのが「ニューヨーク市場」がオープンする夜22時頃からになります。
それからアメリカ経済の状況を示す「雇用統計」など、重要な経済指標が発表される時間帯です。
さらに付け加えると、London Fix(ロンドンフィックス)と言われる、日本バージョンで東京時間9時55分に中値を決める時間と同様のことが、日本時間24時に行われます。
もっとも取引量が最大になる時間帯ですので、このときの相場の動きは、予測しにくいものとも言えます。

ですので、ロンドン市場オープンからニューヨーク市場の終盤の深夜1時ごろまで、ユーロ/米ドルは大変動きやすい通貨ペアであると言えます。

スプレッド

ユーロ/米ドルは、日本のクロスカレンシーの通貨ペアとしては、もっともスプレッドが狭い通貨ペアとなっています。
業界最小水準のスプレッドでは「原則固定0.5pips」となっていることが多くなっています。
スプレッドが狭いことでオススメのFX会社は、「DMM FX」「GMOクリック証券」「外為どっとコム」「ヒロセ通商」などが挙げられます。

元々狭いスプレッドを提供しているFX会社が多い通貨ペアですが、なるべくコストを抑えたいトレーダーはしっかり選ぶことになります。

スワップポイント

2つの通貨の金利差によって生まれてくるスワップポイントですが、ユーロも米ドルも金利自体が低く、金利の差が少ない通貨ペアになっています。
ですので、ユーロ/米ドルをスワップポイント目的で長期保有する事は向いていないとなります。

スワップポイントが少ないとなると、逆に言えばロングやショートの両面から仕掛けやすいと言える通貨ペアで、スプレッド自体も狭く、変動幅も比較的大きいので、デイトレードなど短期トレードを繰り返す手法が向いていると言えます。