トルコで扱われている通貨は、「トルコリラ」という通貨で「TRY」という通貨コードで表記されます。
トルコと聞くと、伸びるアイスのトルコアイスや、世界三大料理とされるトルコ料理を思い浮かべる方が多いかもしれませんね。
私もあまりトルコに関してのイメージはありませんが、トルコは古い歴史があり、観光都市としても有名です。
しかし、経済としては進んでいなかったと言える国で、近年になって経済は成長を見せる新興国となってきています。
それに伴い、トルコリラの人気がFXで人気が出てきており、特に日本人トレーダーにオススメの通貨となっています
その理由として、新興国としての特徴でもある「高金利通貨」となっており、低金利通貨の円で取り引きすることで、高いスワップポイントを狙えるという面があります。
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トルコリラ/円の特徴
相場・スプレッド・スワップポイントなど、項目に分けて解説していきます。
相場の動き
相場の動きを解説する為に、トルコの位置関係を考える必要があります。
トルコは、アジアとヨーロッパの中間に位置する「中東」と言われる場所にあります。
基本的に、アジアとされるアナトリア半島に国の9割以上ありますが、トルコの見解ではヨーロッパに属しているとされており、EU加盟に申請しています。
なかなかヨーロッパとピンと来ませんが、実状としてヨーロッパ経済の影響を大変受けやすい通貨となります。
その他に、中東と言われると場所柄でありますが、核保有国であるイランや、イラクやシリアにまたがる「イスラム国」問題や様々な中東問題が多く、内紛や戦争・テロの不安要素が隣国で起こる可能性が大変高く、その為にトルコリラの相場の変動率は大変大きくなる場合が多いです。
変動率が大きくなる理由として、まだまだ新興国ですので流通量が少なく、ひとたび中東問題や隣国のギリシャやヨーロッパなどで経済不安などがあると、大きな注文が少し入るだけで、ボラティリティが大きくなってしまいます。
スワップポイント
何度も出てきていますが、トルコは新興国として資金不足に陥りやすい面があり、そのため高金利政策をして資金を国内に入ってくるようにしています。
ですので、トルコリラは金利が高いことで、FXで最近人気が出てきている通貨となっています。
特に、日本の通貨である「円」は超低金利とされており、高金利通貨を円で買う「円キャリートレード」がしやすく、そのためトルコリラ/円がFXトレーダーに人気です。
低金利通貨で高金利通貨を買う場合は、ロングポジションを持ち越す必要があるので、買いから注文を入れることになります。
もし、ショートポジションで持ち越すことになると、スワップポイントの支払いとなりますので、注意してください。
FXで人気の出てきている通貨ペアですが、取り引きできるFX会社は増えてきている途中となり、取引出来るFXはまだまだ限られています。
「ヒロセ通商」「外為どっとコム」「SBI FXトレード」「FXプライム byGMO」などになります。
今後、もっと増えてくる可能性もあります。
スプレッド
トルコリラ/円のスプレッドは大変広く、「原則固定4.9銭~8銭」となっているのが一般的で、それ以上のスプレッドになっていることが多いです。
取引量が全く違うので、比較することはおかしいですが、米ドル/円の業界最小水準スプレッドは「原則固定0.3銭」となっており、トルコリラ/円の広いスプレッドが分かると思います。
ボラティリティが大きいので、スプレッドが狭ければスキャルピングやデイトレードなど出来ますが、これだけ広いと短期トレード向きではありません。
スワップポイントが大きいので、長期トレード向きであると言えます。
長期保有向きだが長期の下降トレンド中
キャリートレードでも出てきました、低金利の円で高金利のトルコリラでスワップポイントを得るためには、買いポジションを持ちます。
もし相場が安定していたり、そのようなことはありませんが、相場が動かなければ何も心配することはありません。
しかし、リーマンショック以降、リスクの高い通貨などリスク回避の場面で、トルコリラなどは下降しています。
リーマンショックの時は、円が買われたので、他はガクッと急落しました。
その後、2013年頃に金融緩和があり上昇トレンドとなった場面もありましたが、その後は長期の下降トレンドに戻っています。
どこまで下がるか分かりませんが、トルコリラ/円の買いポジションを持つ場合、相場が下がれば為替差損に流れていきます。
スワップ貰えているのに、損も発生していることになり、損失の方が大きくなってしまうことにもなります。
中東の情勢など見て急激な下降になれば、スワップ損覚悟でショート(売り)ポジションからの為替差益を狙うのも良いかもしれません。
1番良いのは、下がるところまで下がり、相場が上昇する強い根拠が出来てから、買いポジションで為替差益と金利差益の両面を得られる、最高のポジションを持つことが出来れば良いです。
なかなか難しいですが、それが見込める通貨ペアで