ポンドはイギリスの自国通貨として有名で、第二次世界大戦前までは、米ドルではなく「ポンド」が世界の基軸通貨となっていました。
現在では、米ドルが世界の基軸通貨として影響力が大きく、ヨーロッパでもユーロの統一通貨があり、ポンドはイギリスの自国通貨としての役割になっております。

しかし、米ドル・ユーロ・日本円に次ぐ、4番目の取引量がポンドにはあり、さらにポンドならではの相場の動きに特徴があり、一部の投資家などからも人気がある通貨と言えます。

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ポンド/円の特徴

ポンド/円は英語で「GBP/JPY」と表記される通貨ペアです。
ポンド/円にはどのような特徴があるのか、項目によって解説していきます。

相場の動き

FXをされている方なら、一度くらいは聞いたことがあるかもしれませんが、ポンド/円は「殺人通貨」と言われる通貨ペアになっています。
その理由として、値動きが他の通貨ペアと比べても激しく動くため、殺人通貨と呼ばれるようになりました。
自分の予測していた動きをしてくれえれば、相当の利益を上げることが出来る通貨ペアですが、一気に世s区に反した動きをしてしまうと、今までの利益を帳消しにしてしまう程や、それ以上の損失になってしまう相場の動きを見せます。

ですので、一部の中級以上の投資家からはデイトレードなどで、大きな利益を上げれる人気の通貨ペアであるとも言えます。

流通量自体は第4位と言えますが、米ドル・ユーロに大きく差があるのが現状で、取引もイギリス国内が主な市場になります。
ですので、国内の個人投資家の状況によって、様々な動きを見せる投機目的の通貨と言えます。

時間帯での動き

ポンドが自国内での取引量が多いので、日本時間4時頃から深夜に掛けて大きな相場の動きを見せることが多いです。
しかし、全体的に見てもボラティリティは大きく、いつポジションを持っても相場の変動には注意する必要があります。

ポンド円は1日で5円程度なら動くことはざらにあり、10円動くこともよくあります。
EU離脱の国民投票がされたときなどは、30円近く値を下げた事もあり、殺人通貨そのものだと言えます。

今後も本格的なEU離脱や不安材料が多いイギリスですので、相場の動きはなかなか予測できない状況とも言えます。

スプレッド

ポンド/円のスプレッドは、米ドル/円のスプレッドと比較すると広いスプレッドと言えますが、業界最小水準としているDMM FXGMOクリック証券では「原則固定1.1銭」など、2銭以下の狭いスプレッドが提供されるようになってきています。
ですので、値動きの激しさを狙ったスキャルピングも十分に行える通貨ペアであるとも言えますが、FX会社によっては広いスプレッドも多くあるので、デイトレードを行うのが1番最適な通貨ペアと言えます。

スワップポイント

ポンド/円のスワップポイントは、以前のような高いスワップポイントを得られるような現状ではありません。
他の通貨に比べると金利は高い傾向にありますが、不安定要素が大きく、金利もどのような動きを見せるかわかりませんし、相場変動によって微量のスワップポイントでは、一瞬で吹き飛んでしまうことになる可能性の方が高いと言えます。