市場介入を行う目的は、輸出入産業や国内経済への悪影響がかなり出てしまい、為替レートを正常な数値へと導くために行います。
しかし、単に市場介入と言っても方法は1つではなく、「単独介入」「協調介入」「委託介入」の3つの方法が市場介入にはあります。
それぞれに、効果や思惑が違います。
- 単独介入・・・1つの国の中央銀行が行う介入
- 協調介入・・・複数国の中央銀行が協力して行う介入
- 委託介入・・・他の国の中央銀行に委託して行う介入
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単独介入と協調介入を比較
市場介入で比較されるのは、単独介入であるか協調介入であるかになります。
単独介入は、その名前の通り1つの国にある中央銀行が、単独で外国為替市場に介入することを言います。
協調介入は、2国以上の複数国で協力して、それぞれの国の市場に介入することを言います。
単独介入は、やはり協調介入よりインパクトも効果も弱いと言えます。
それでは、協調介入を実現させれば良いのですが、各国が考えている相場の考えは違うことが多く、足並みを揃えるのは容易なことではありません。
日本銀行は日本市場で介入、アメリカは中央銀行というものはありませんが、介入の実務は「ニューヨーク連邦準備銀行」がニューヨーク市場で介入を行い、イギリスではイングランド銀行がロンドン市場で介入、ユーロ圏ではECBと言われる「欧州中央銀行」や各国の中央銀行が介入を行います。
なかなか全ての中央銀行が、協調介入を実現してくれるのは難しいですが、リーマンショックあとに東日本大震災が起こった2011年3月には、極端な円高方向に進んでいる状態や、日本経済への悪影響が懸念されて、日米などG7によるドル買いの協調介入を行ったことは有名です。
協調介入は、どの国が協力してくれるのかでも違い、世界の経済大国であるアメリカが参加してくれない介入だと、協調介入としては弱くなりがちです。
委託介入
委託介入は、その名の通り自らの国の中央銀行が市場介入を直接に行わないで、他の国の中央銀行に市場介入の実務を行ってもらうことを言います。
日本市場がクローズになっても、他のニューヨーク市場やロンドン市場は活発に取引が行われている時間帯があります。
日本市場のオープン時間以外に介入しなければいけない状態の場合など、海外の中央銀行にお願いする場合が多いです。
委託介入は協調介入とは違い、委託元である自国が資金を調達して、委託先の中央銀行に資金を預け行ってもらいます。
単独介入の場合は、規模も小さく他国の承諾を得ていないので効果はもっとも小さく終わるケースが殆どです。
その次に委託介入で、相手国が認めている分、効果は高くなります。
もっとも効果が高いのが、協調介入で世界経済を見据えての介入と言えるからです。